好中球系・リンパ球系細胞の分類基準
日本検査血液学会
細胞の分類、鑑別にあたって、標本全体を弱拡大で観察し、その標本に おける細胞の分化・成熟の概要を理解した上で行う。
 
【好中球桿状核球、分葉核球の鑑別について】
桿状核球
直径12〜15μm、長径と短径の比率が3:1以上の長い曲がった核を持つ。 核クロマチンは粗剛である。
分葉核球
直径12〜15μm、核は2〜5個に分葉し、分葉した核の間はクロマチン構造が見えない核糸でつながる。核クロマチンは粗剛である。核糸が確認できないものは桿状核球と分類する。ただし、核が重なり合って分葉核球 か桿状核球か明確でないときは分葉核球と分類する。
 
【リンパ球、異型リンパ球の鑑別について】
リンパ球
直径9〜16μmで、細胞質は比較的広いものから狭いものまである。 色調は淡青色から青色を呈する。なお、アズール顆粒を認める場合がある。 核は類円形で、核クロマチンは集塊を形成しクロマチン構造が明かでない。
異型リンパ球
直径16μm(赤血球直径のおおよそ2倍程度)以上で細胞質は比較的広い。色調はリンパ球に比較し好塩基性(青色)が強い。なお、アズール顆粒、 空胞を認める場合がある。 核は類円形、時に変形を呈する。核クロマチンは濃縮しているがリンパ球に近いものからパラクロマチンの認められるものまである。核小体が認められるものもある。
判定が困難な場合はリンパ球との相違点を記載する。
 
【異常な形態を示すリンパ球について】
「分類不能細胞」として、形態の記述をする。